原発とおかね その1

原発推進派の考え方。ご存知でしたか?

   「最後は結局、お金でしょ?」  斑目春樹氏(1:58頃)

原子力安全委員会の斑目元委員長の、過去の発言です。

原子力ムラが、どのように原発を推進してきたかが分かります。

1:58頃に、斑目氏、まあ、あっけらかんと、金で解決してきたし、解決できると、言ってます。

リラックスした表情から、この発言には、ウソやゴマカシは無いでしょう。

 

原発には、まだまだ解明されていない危険があることも認めています。

動画で斑目先生が話している、応力腐食割れ(SCC)という現象は、原発営業運転を開始してから、原因不明の亀裂や水漏れが多発した事から、調査・解明されてきたもので、それまでは、想定していなかった現象です。

 

元々原発では、サビ(腐食)で配管に穴などが開いて放射性物質が放出させてはマズイので、ふんだんに高価なステンレスを使ってサビを防いできました。でも、ある特定の条件では、ステンレスでもサビを起点とするクラックが入ることは知られていなかった。

特に溶接部など、歪の残っている部分で、長期間にわたって徐々に進行することがわかってきて、材質変更や定期的な交換などの対策がとられるようになりました。

 それでも、

1999年美浜原発4号機の蒸気発生細管(改良型)の4本に、SCCが見つかって、まだまだ、完全に解決されないまま、原発は稼動してきたことがわかります。

(や)

原発とおかね その2

高木孝一敦賀市長(1983年当時)の毒演会 

原発誘致でタナボタ式のまちづくり

「そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。」

「これは(私は)信念をもっとる、信念!」

「わかりませんけど、いまの段階ではおやりになった方がよいのではなかろうか…。」

「こういうふうに思っております。どうもありがとうございました。(会場に大拍手)」

あまりにもひどい、この講演会の様子は、内橋克人著「日本の原発、どこで間違えたか」に、記載されています。 ※1983年1月26日に石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」(地元の広域商工会主催)

講演の全内容は、このサイトでも確認できます。

 

この話は、現地では、かなり有名な話のようです。

講演者の高木氏からは、名誉毀損の訴え等は出されていないようであり、内橋氏は、有名な経済評論家で、デマを流すような人でないことからも、事実であると思っています。

 

※2013-9-23追記

当時報道された新聞記事を入手しました。コチラ↓参照ください。

間違いありません。

その原発マネーがどのように、ばら撒かれ、使われてきたか、NHKの調査報告でごらんください。「NHKスペシャル 原発マネー」